ruruuunのブログ

まったくの自分用メモ。ほかこんなこと考えてるよメモ。メモメモメモ。

高マグネシウム血症のリスク因子を探る

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC6373027/ 本研究では、MgOを処方された患者において高Mg血症を発症する危険因子を遡及的に調査した。 [背景] 日本ではMgOは安価で安全な制酸剤及び下剤。 一方、心臓電動障害、死と致命的な症状を含む重篤な高…

デュフィの線

ある人から教わった。 自分の中のオリジナルなものを大切にして生きていくようにと。 他人が何と言おうと自分のライフスタイルを変えない。 デュフィの線 軽快な線が彼独自のもの。線からはみ出して色を塗るのはセザンヌから学んだものと言われています。 自…

ペムブロリズマブによる痒みの症状に対して何ができるのか。

ペムブロリズマブによる痒みの症状に対して何ができるのか。 論文の要約は機械的翻訳です。 ✅uptodateより 管理 — ほとんどのチェックポイント阻害薬発疹は、局所コルチコステロイドクリームで治療できます。掻痒が顕著な症状である場合は、経口鎮痒剤(例、…

ロンダニーニのピエタ

ミケランジェロの作品といえばどんなものを思い浮かべるだろうか。 精巧なダヴィデ像や、最後の審判は有名なところである。 私は、晩年のロンダニーニのピエタがお気に入りだ。 精巧さとは無縁の、受難のキリストをかき抱くマリアの彫刻である。正面から見る…

EGFR阻害剤によるざ瘡様発疹の治療

EGFR阻害剤によるざ瘡様発疹の治療のステップがuptodateにわかりやすく載っていたので訳してみた。 重篤度CTCAE ver.4 介入 GEADE 0 予防的なケア:SPF≧15 の日焼け止めを塗る。 保湿クリームでケアする。 やさしいスキンケアの仕方を教える。 ⬇︎ GRADE 1 現…

フルオロメトロン点眼液の眼圧への影響

グルココルチコイド — 局所的なグルココルチコイド製剤は、難治性症状のある患者で検討される。ただし、それらには潜在的に深刻な副作用があり、視力を脅かす可能性がある。 【薬理作用】 グルココルチコイドはアレルギー性炎症の後期相反応を抑制する。それ…

ニロチニブによる高血糖は臨床的に問題となるのか

✅https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4741815/ イマチニブ、ダサチニブまたはニロチニブで治療されたCML慢性期患者(糖尿病、メタボリックシンドロームでない)のコホートにおけるこれらの変化(糖尿病、空腹時血糖、メタボリックシンドローム)…

GWに学んだこと。進めたこと。(たいしたこと書いてない)

みなさん。いかがお過ごしでしたか。 常日頃はまとまった時間が取れないので、じっくり学びたいことをできたかなと思います! まずは! 某先生主催のzoom勉強会の復習 費用対効果分析の論文の読み方の基礎を学びました。 わからないところは前に戻ったりでき…

肝硬変に対する分岐鎖アミノ酸製剤投与は有効か

◎目標:日常、BCAA製剤を服用中の患者のアドヒアランスが悪かった場合、どのように指導するべきか、また臨床的な効果はどのようなアウトカムでどのくらいなのか把握する。 https://www.jsge.or.jp/guideline/guideline/pdf/kankohen2_3.pdf#page=47 日本のガ…

肝機能検査の基礎知識(レジデントノート 2018.10月号まとめ)

1)肝細胞障害を反映する項目 1.AST:基準値11~33U/L ASTは肝細胞内の他、筋細胞内、赤血球内にも存在。 AST上昇を見たら、肝疾患ばかりを考えるのではなく、心筋梗塞や、溶血性疾患を鑑別にあげることを心がけること! 2.ALT:基準値6~43U/L ALTは主に肝細…

日記

誰しもが、自分の死について考えたくはないだろうが、自分の死を、死ぬ瞬間、いや死までの経過を大切なものとして考えているのではないだろうか。 自分の死が誰かの壌土になるならそれはこの上もなくしあわせなことだ。 一方で残されたものたちは、もう二度…

アンとダイアナ

「聞こえる?聞こえてる?」 キャスの向こうからかすかな彼女の声が聴こえた。初めて聞いた彼女の声は、とても可愛らしい声だった。そして、二人で涙を流した。 私たちはツイッターで知り合った。お互いに似た境遇だったのでとても離れたところに住んでいる…

症例119 乳がんにおけるパルボシクリブの特性

★症例119からまとめ パルボシクリブはサイクリン依存性キナーゼ4、6阻害作用を有する。 骨髄抑制に関連する事象が高頻度に見られ、初回投与から発現までの期間中央値は15日間。 グレード3、4の好中球減少症の発現頻度は90%程度であるのに対し、FNの…

経口分子標的抗がん薬のTDMの講義からまとめ

経口分子標的抗がん薬のTDMの講義からまとめ ✅血中濃度と治療効果が相関している。 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/17192396/ イマチニブの優れた効果にもかかわらず、治療の失敗または最適以下の反応の症例が報告されている。 イマチニブの血漿レベルが低…

薬トレ症例10〜★ビソプロロールは慢性心不全増悪時は中止し、症状が改善してから再投与すれば良いのか

★ビソプロロールは慢性心不全増悪時は中止し、症状が改善してから再投与すれば良いのか 引用文献がなかったので探してみた。 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/26251094/ ADHF入院患者のベータ遮断薬の中止は、院内死亡率、短期死亡率、および短期再入院また…

目標達成できたかな?

目標は諸々あり、達成できたものもあればできなかったものもあったり、はたまた目標以上にできたものも。。 新たな目標も生まれました!!二兎を追う者は一兎をも得ずと言いますが、平行して進めなければならない時もあるし、リスクを分散するためにもアンテ…

ビジアブ!!

ビジアブで読み解く! 薬剤師の仕事に役立つ臨床論文 50 菅原 鉄矢著 ビジアブで読み解く! 薬剤師の仕事に役立つ臨床論文50 先日、上記の本を購入して楽しみに読み進めています。こちらの著者のブログは以前から拝見していましたが、なかなかに緻密で、と…

腎機能推測のピットフォール

日頃、腎機能を推測するのに、苦慮するので月間薬事2019 10月号をよーく読んでまとめてみた。 ●基本 腎機能が安定して正常値の患者では GFRの最大値は100mL/min Ccrの最大値は120mL/min ★Cr値が正常、高値でも筋肉量の低下の影響はある 60-100mL/minの…

アパルタミド(強力なCYP3A4インデューサー)とアピキサバンの併用は?

アパルタミドとアピキサバンの併用について考える。 [1]日本の添付文書では アピキサバンの日本の添付文書では静脈血栓塞栓症患者 に対して併用した場 合、本剤の効果が減弱するおそれがあるため、併用を避けることが望ましい。とされる。 [2]海外の添付文書…

小旅行記 角館編

その人は、改札口で待っていた。 私を見つけると「やあ!」というように右手を上げた。 改札には誰もいず、新幹線のチケットを手持ち無沙汰に切符入れの箱に入れようか迷ったが、そのまま改札をくぐり抜けた。 その日はとても暑かったんだ。 私が、建物のデ…

CQ.CKDの患者の骨粗鬆症の治療は?

●CKD患者の骨折リスク CKD患者では、循環血漿中のリン(P)蓄積に起因する続発性副甲状腺機能亢進症に関連してCKD-ミネラル骨障害(MBD)が発症し、心血管疾患および骨折のリスクが高まる。 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26409849/ CKD患者は股関節…

CQ:レゴラフェニブにクラリスロマイシンの併用を見たら?

★目標 →インタビューフォームからCYP3A4阻害薬併用時の薬物動態を見て、定常状態を予測する。 →レゴラフェニブとCYP3A4阻害薬との併用を見たらどうアクションするか整備する。 ✅日本の添付文書では 相互作用の項に、 CYP3A4阻害作用のない又は弱い薬剤への代…

NSAIDsによる急性腎障害

副作用マニュアルより抜粋、復習 急性腎障害は。 「血清クレアチニン値が前値の 150%以上に上昇する」を基本と考える (1)早期に認められる症状 腎臓の障害部位および発症機序等により症状は異なるが、乏尿・無尿、浮腫、倦怠感等および血液検査においてクレ…

腎機能の推測

前回に引き続き、標準化eGFRや体表面積未補正eGFRをしっかり把握することを目的に演習する。 例1)155cm 64.1kg Cr値1.47 67歳 女性 BMI 26 →ロキソプロフェン処方に対して 腎機能別薬剤投与一覧より eGFRまたはCCr<30mL/min では禁忌 腎薬物療法学会の計…

メトホルミンの添付文書改訂をどうとらえるのか

メトホルミンの添付文書から *用法及び用量に関連する使用上の注意 中等度の腎機能障害のある患者(eGFR 30 mL/min/1.73 m2以上60 mL/min/1.73 m2未満)では、メトホルミンの血中濃度が上昇し、乳酸アシドーシスの発現リスクが高くなる可能性があるため、以…

想い出

父は、物書きであった。 詩の同人誌に寄せた最後の原稿を、私は大切に持っている。だが、難しくて半分も理解できないのだ。 もしかすると、理解し、共鳴していただけることを願って、ささ舟に乗せてついと放ってみる。 神の蝕の時代に死ぬということ 病友S氏…

原発性アルドステロン症まとめ

高血圧治療ガイドライン2019、uptodateを参考にまとめ。 1.二次性高血圧 【疫学】 二次性高血圧の頻度は、少なくとも全高血圧患者の10%以上にのぼる。 特に原発性アルドステロン症は高血圧患者の5-10%をしめるとされる。 【特徴】 本態性高血圧症では家族…

フルニエ壊疽のリスク因子、初期症状は?

先日、SGLT2阻害薬にフルニエ壊疽の副作用が追記になりました。 そこでフルニエ壊疽のリスク因子を把握し、患者さんに伝えることができる初期症状を勉強してみたいと思います。 ポイント ✅フルニエ壊疽は壊死性筋膜炎の特異的な形態で致死率が高い。 ✅男女比…

CQ:慢性心不全に、トラセミド、フロセミドどちらのループ利尿薬が良いですか?

早速pubmedで検索してみた。次の二つのメタアナリシスのアブストを読んでみる。 いずれもアブストのみで吟味できず。 1)https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30950982 目的 ループ利尿薬は慢性心不全管理の主力である。フロセミドとトラセミドは2つの最も一…

がんと感染症(発熱性好中球減少症)

もし、固形がんで化学療法を受けている患者さんから、38℃の熱が出たと電話連絡を受けたらどうしますか? 目標: 固形がんで化学療法を受けている患者の、低下する免疫について学ぶ。 発熱性好中球減少症のリスク分類について学ぶ。 低リスクに該当し、外来で…