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ruruuunのブログ

まったくの自分用メモ。ほかこんなこと考えてるよメモ。メモメモメモ。

抗凝固療法おさらいpart1

抗凝固療法
月間薬事よりまとめ
おさらいシリーズ
抗凝固療法パート1
 
[適応]
弁膜症性心房細動
非弁膜症性心房細動における脳梗塞予防 CHADs2スコア 2点以上
静脈血栓塞栓症の急性治療の第一選択及び、慢性期治療では少なくとも3カ月以上施行する。
1.静脈などの血流の遅い部分でできる→血液凝固因子が主体、血流が遅いため生成されたトロンビンが高濃度となりフィブリン塊を形成→心原性脳塞栓症、静脈血栓塞栓症
  →これらの治療や予防の中心は抗凝固療法
 
2.動脈などの血流の速い部分でできる→動脈硬化性プラークを基盤とし、ずり応力に依存いた血小板の活性化や凝集反応が関与→アテローム硬化性脳梗塞心筋梗塞
  →抗血小板療法
[心房細動]
血栓はVirchowの3徴
①血液凝固能の亢進
②血流のうっ滞
③血管壁の障害
 
心房細動による血栓形成の主因は心房収縮の消失による心房内の血流うっ滞。特に左心耳は形成されやすい。
心房細動では血液凝固能、血小板機能が亢進しており、高血圧、糖尿病、動脈硬化性疾患の合併がさらに血栓形成傾向を助長。
 
下肢などの深部静脈(筋膜より深部を流れる静脈)にできた血栓が深部静脈血栓
これがなんらかのきっかけで遊離して静脈還流に乗り中枢に流れ最終的に肺動脈に詰まった状態が肺塞栓症
・症状:片脚の腫脹や疼痛、肺塞栓症では呼吸困難、胸痛、失神。
 
☆ワルファリン一過性中止時の問題
抜歯時や、消化管内視鏡検査のために1w休薬すると約1%の確率で重篤な脳梗塞が起こったと報告されている。中止、再開という変動がリスクになることは十分知っておく必要がある。
☆ワルファリンの強み
高いTTRの治療を行えば脳卒中(特に脳梗塞)を抑制できる可能性がある。
仮にTTR90%の治療を行えばNOAC以上に脳卒中+全身性塞栓症を抑制できるというのが強み。
NOACはいずれもP糖たんぱく阻害薬が共存すると血中濃度があがってしまう。
☆ワルファリンは出血時の対処法が確立している。緊急時は血液製剤の凝固因子の補給、準緊急時にはビタミンK製剤の点滴。
 NOACではいまだ確立した方法はない。
☆ワルファリンの弱み
頭蓋内出血、特に脳出血の危険性増加が不可避。
脳は組織因子が豊富な臓器で、微小な出血が組織因子+第Ⅶ因子複合体によって外因系凝固系が活性化されることで止血されているが第Ⅶ因子の産生量を減らしてしまうため
不顕性ですんだための脳内出血を顕在化させる確率を高めてしまう。
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