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ruruuunのブログ

まったくの自分用メモ。ほかこんなこと考えてるよメモ。メモメモメモ。

パーキンソン病おさらい

 パーキンソン病の病理学的診断の指標

黒質緻密部(SNc)にみられるドパミン作動性ニューロンの変性、線条体ドパミンの減少、神経細胞内のLewy小体として知られているタンパク沈着物。

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病変の首座はドパミン系だが、非ドパミン作動性の病理は、嗅神経系、大脳半球、脊髄、末梢自律神経系のニューロンでみられる。

パーキンソン病の病理変化が末梢性自律神経系や嗅覚系、脳幹下部の迷走神経背側運動核ではじまり、しだいに脳幹上部や大脳皮質に広がっていくという事実が示されている。

 

✳︎ドパミン神経が障害されるのは、病期の中期であることが示唆される。

 

→非ドパミン神経系の変性を反映した症状である便秘、嗅覚脱失、REM睡眠行動異常症、心筋の脱神経所見がパーキンソン病の古典的運動症状が発現する前にみられることが示される。

 

だからこそ早期診断の手段がさまざま研究されているのだと納得である。

 

パーキンソン病の非運動症状

嗅覚消失

感覚障害(疼痛など)

感情障害(うつなど)

睡眠障害

自律神経障害

   起立性低血圧

   胃腸障害

   排尿障害

   性機能障害

   認知障害

 

★MIBG心筋シンチ

ヨード123標識MIBG(メタヨードベンジルグアニジン)はノルエピネフリンとよく似た物質。

パーキンソン病などの自律神経障害を示す疾患ではこの薬剤が心臓に集まらなくなることが知られている。これを利用して診断の参考にすることができる。

 

レビー小体型認知症でも同様。アルツハイマー型では心臓の交感神経機能に変化はない。

 

★ヨード123標識MIBG(メタヨードベンジルグアニジン)とは❔

 体内で遊離した放射性ヨードが甲状腺に摂取されるのを防ぐために適当なヨードを(例えばルゴール液)を服用すること。とある。

 

 

心臓の動きは自律神経系で調節されています。MIBG心筋シンチグラフィーは、その心臓の自律神経(その中でも交感神経)の働きをみる検査です。もちろん元々は心臓の病気の検査に使うべく開発された検査なのですが、パーキンソン病では心臓を含む全身の自律神経系に異常が出ることから、この検査でも異常が出ることがわかっています。そのため、現在はパーキンソン病(およびレビー小体型認知症)の診断に非常に有用とされています。

 

✳︎パーキンソン病認知症

パーキンソン病で大きな問題となるのは精神症状である。

アルツハイマー病とは対照的に幻覚が典型的。

認知障害が運動障害よりも先に発症、または1年以内に合併した場合レビー小体型認知症と呼ばれる。

 病理学上レビー小体型認知症はレビー小体が大脳皮質全般(特に海馬と扁桃体)に分布していることにより特徴づけられる。

レビー小体型認知症パーキンソン病認知症はそれぞれ個々の疾患というよりはパーキンソン病のスペクトル内でとらえられる。 したがって、レビー小体型認知症パーキンソン病認知症には同じような自律神経症状があらわれる。

 

✳︎画像所見

アルツハイマー認知症;嗅内野と海馬の萎縮

レビー小体型認知症頭頂葉後方の萎縮、海馬はアルツハイマー型より大きい。