ruruuunのブログ

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血液ガスを学ぼう〜①呼吸を見る編

竜馬先生の血液ガス白熱講義150分より自分用まとめ
引用は全て上記の書籍より
 
★血液ガスで重要な4項目
pH
PaCO2
PaO2
HCO3-
 
上記3つが実測。HCO3-はpHとPaCO2から、
pH=6.1 + log([HCO3-]/0.03xPaCO2) (Henderson-Hasselbalchの式)
を使って算出されている。
 
上のうち
●呼吸を見るのは
→PaCO2
 PaO2
 
●酸-塩基平衡を見るのは
→pH
 PaCO2
 HCO3-
 
今回は呼吸を見てみよう。
 
★PaCO2、PaO2を見ることで呼吸の何がわかるのか!!!
 
その前に血液ガス表記の決まりごとを覚えよう
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??最終的に肺胞にたどり着いた時の酸素分圧ってどれくらいになってるのか??
 
→要するにPAO2を求めるには??
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肺というのはガス交換するところ。
肺毛細血管は肺胞に接するように走っていて、体の中で唯一空気と血液が接していてガス交換が行われるところ。
その交換比率は、普通の食生活をしている場合、O2 10こにつきCO2 8こ→→呼吸商(RQ)=0.8
 
CO2は拡散されやすいので次が成り立っている。
 
PACO2=PaCO2
 
よって
PAO2=(760-47)x0.21-PaCO2/0.8  (肺胞気式)
 
前半は「大気圧から水蒸気の分を引いたうちの21%が酸素分圧ですよ」
後半合わせて「その中からガス交換で使った分を引いたのが肺胞の中に残っている酸素分圧ですよ」
 
!!PaCO2さえわかれば、肺胞の中に酸素がどれだけあるか計算でわかる!!
 
→正常なPAO2は?
 まず正常なPaCO2が40mmHgとする。
 肺胞気式からPAO2=100mmHg
 
症例1)PaCO2=80mmHgだったらどう考える??
22歳 男性
呼吸回数 32回/分
室内気でのSpO2 75%
pH 7.08 PaCO2 80mmHg PaO2 40mmHg HCO3- 26mEq/L
 
肺胞気式よりPAO2=50mmHg
 
PAO2が下がるということはPaO2はさらに下がるということ
 
??PaCO2が上がるとPaO2は必ず下がる!!ということはどういうことか。??
 
🌷呼吸のメカニズム
呼吸不全は肺だけとは限らない。
1.呼吸を調節する部分:コントロール系(中枢)
2.筋肉を動かす、空気の通り道になる部分:駆動系(脊髄、末梢神経、呼吸筋、気道など)
3.ガス交換をする部分:ガス交換系(肺)
 
PaCO2上昇→空気の出入り少ない→コントロール系、駆動系の問題(肺以外)→肺胞低換気
 
ポイント!!
PaCO2上昇なら肺以外が悪い!!
 
症例2)PaCO2 36mmHg (正常)PaO2 50mmHgならどう考える??
年齢36歳 女性
体温 39℃ 
呼吸回数 36回/分
室内気でのSpO2 80%
pH 7.43 PaCO2 36mmHg PaO2 50mmHg HCO3- 24mEq/L
 
 
肺胞気式よりPAO2は105mmHg。だけどPaO2は50mmHgしかありませんということ。
 
🌷A-aDO2の考え方(肺胞気ー動脈血酸素分圧較差)
A:肺胞とa:動脈血での酸素分圧の差という意味になる。
 
基準値は10mmHg.年齢が上がるにつれて較差も上がる。
⚠️21%の酸素を吸っている場合
 
A-aDO2の基準値<年齢x0.3
 
症例2では肺胞気ー動脈血較差が55mmHgだから年齢かかわらず高いということが言える。
 
ポイント!!
A-aDO2上昇によるPaO2の低下の原因は肺が悪い!!
 
肺が悪いとは?→次回に。
 
まとめ:
PaCO2上昇なら肺以外の原因
A-aDO2上昇なら肺の原因
 
間違っていたらご指摘を。