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目標:PKシートを使って薬物動態を予測できるようにしよう。自己学習

目標:PKシートを使って薬物動態を予測できるようにしよう。
第1回 PKシートのパラメータを理解しよう。
参考:臨床薬物動態学 緒方宏泰編著
推定のために最低不可欠な薬物動態基本パラメータはF,CLtot,Vd,Ae%,fuB,B/P
PKシート
PKパラメータは基本的にグッドマンギルマン著のアペンディクスから。
 
・CLとVdにカンマがついている薬物
血漿ではなく血液中濃度の測定により求めたCL(mL/min/kg)とVd(L/kg)が文献に記載されていたため区別。
→より信頼性が高い。
 
★基本パラメータ
1.文献値のCLとVd
文献データの主対象であると考えられる平均的な白人健常男性
(体重70kg,体表面積=1.73/m2,CLcr=120mL/min)を用いて
CL(mL/min)とVd(L)を算出。
 
2.B/P比が報告されている薬物
B/P比を調べていて面白かった論文。
B/P比とは:全血液中薬物濃度/血漿(血清)中薬物濃度
血漿中薬物濃度から算出した CLtot(mL/min/kg)と Vd(L/kg)をそれぞれ B/P Ratio で除して全血液中濃度から算出したパラメータに換算した後(CLtot’=CLtot/BP ratio、Vd'=Vd/BP ratio)、“基本パラメータ”を算出。
 
★二次パラメータ
3.二次パラメータの臓器抽出比(Ex)
EH =CLH /QHER =CLR /QR
 
1)血流依存性(flow dependent):Ex>0.7
血流によって臓器xに運ばれる過程が消失能によって消失する過程より遅い場合、律速は臓器に運ばれてくる過程となる。
 
消失速度=Qx・Ca [(mg/min)/(mg/mL)]=[mL/min]…1式
Qx:臓器xに流れ込む速度
Ca:動脈血中薬物濃度
 
一方、クリアランスの定義から
消失速度=CLx・Ca…2式
 
なので臓器xのクリアランスは1式と2式から
CLx=Qx
 
この関係は運ばれてきた薬物が1回通過によりほとんど除去される場合に成り立つ。
Ex(CLx/Qx)>0.7の場合にほぼ成り立つ。
この場合、臓器クリアランスを決定する要因は血流速度のみとなる。
血流速度依存性(flow dependent)クリアランスを有する薬物と呼ぶ。
 
2)消失能依存性(capacity dependent):Ex<0.3
臓器xが有する消失機構によって消失させられている過程が血液によって臓器に運ばれる過程より遅い場合、律速過程は臓器xが有する消失機構によって消失させられる過程となる。
 
消失速度=CLintx・Ctf=CLintx・fuB・Cv…1式
 
CLintx:臓器xの消失機構自身が有する消失能。固有クリアランスであり比例定数。
Ctf:臓器内の遊離形薬物濃度=fuB・Cv(静脈血中遊離形濃度)と平衡。
fuB:静脈血中薬物墓遊離形分率
 
一方、クリアランスの定義から
消失速度=CLx・Ca…2式
 
なので臓器xのクリアランスは1式と2式から
CLx=CLintx・fuB・Cv/Ca=CLintx・fuB (Cv/Ca≒1)
 
この関係は臓器に運ばれてきた薬物が1回臓器を通過するのではあまり血液から除去されない場合に成り立つ。
Ex(CLx/Qx)<0.3の場合にほぼ成り立つ。
この場合、臓器クリアランスを決定する要因は固有クリアランス(CLintx)のみとなる。
消失能依存性(capacity dependent)クリアランスを有する薬物と呼ぶ。
 
 
今日はここまで。