ruruuunのブログ

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人生の最終段階における意思決定の支援〜在宅医学会から

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在宅ジェネラリスト養成講座5-尾藤誠司先生
 
こちらの世界に戻すのか、あちらの世界に渡すお手伝いをするのか。
どこかでどっちにスイッチするのか決めるのは難しい。
一人で決めない。一度に決めない。
 
 
わかりやすくステップを踏んで考えていく。
 
ステップ1 患者の意思を確認する。
認知症の患者でもできないわけではないことを常に念頭に。
現状を理解→自分の理解→価値判断を表明
 
ステップ2 話し合う。
専門家としての今後の推奨を述べるときに患者のことを知らないと推奨を出せない。
いかに理解しているか。
 
どうしても嫌なことは何か。繰り返し繰り返し確認していく。
 
ステップ3 本人の意思を推定する。
過去の患者の間接的な表現
過去の患者の直接的な表現
現在の患者の間接的な表現
などなど複数の職種で一つ一つを紡いでいく。
 
家族が患者の代理として発言する場合、次の2点に分けて考える。
・患者さんはどう考えると思いますか?
・ご家族はどう考えますか?
 
ステップ4 推定されたものを多職種で決めていく。
 
ACPは、演技でもないことを話す。ということを忘れないこと。
 
ここからは一息☕️
以前、病院で同じ内容の講義があった時に、救命救急のドクターから、最近は施設からの搬送があるときに事前指示書(意思決定の)がないので患者の意思に添った治療をしているかわからないので、早く整備してほしいという旨のお話がありました。
 
それとはまた別に、死にむかう人とどのように話しをすれば良いのでしょうか。私自身もわかりません。胆管癌で亡くなった父が
「もう、ダメになっちゃった。」
と私に語りかけた時、何も言えませんでした。そのような体験はみんな持っているのではないでしょうか。
 
次の本から患者のことばを少し抜粋。
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「科学のようないつも冷たいニュートラルなものをなぜ信じる。人間個人のオリジナルなものを支配するものにはならない。大切な私自身が何の普遍性を求めるものではなく、私自身が光の方向へ到着することに専念するのがやっとの事である。」
「病室の窓から海に向かってまっすぐの大通り。雪が降っても吹雪いてもその信号機の色ははっきりと見える。
時々、海までの道の信号機が全部青になる瞬間がある。いつも窓からその信号が変わるのを見て、あれが俺の死の旅立ちの滑走路だ。あそこを助走して飛び立つんだ。信号が全部青の時に飛び立つ。あたりは雪で真っ白、滑翔路も真っ白、信号機が全部青。それで、俺は、光のある国へ飛ぶんだ。」
 
孤独の中で、旅立つことのないように、そばにいるのに孤独を感じることのないようにアプローチできたらいいな。
と考える春の嵐の夜でした。
次の本も読み応えありました。
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