ruruuunのブログ

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抗凝固療法にPPIを併用したほうが良いか

 
CQ:抗凝固療法にPPIを併用したほうがいいか。
 
 
抗凝固療法を受けている患者にPPIを併用したほうが良いかのコホート研究から
 
[デザイン]レトロスペクティブコホート研究
 
P:抗凝固療法を受けている患者(アブストのみで詳細の背景は不明)
 Apixaban, dabigatran, rivaroxaban, or warfarin 
E:PPI服用
C:PPI服用なし
O:上部消化管出血での入院
 
コホートThere were 1643123 patients with 1713183 new episodes of oral anticoagulant treatment included in the cohort 
年齢: 76.4 [2.4] years, 
性別:女性は56.1%
 病名:74.9%が心房細動
交絡因子:アブストには記載なし
 
結果:それぞれの薬物での結果の」記載あるが、全体的に
   incidence rate ratio [IRR], 0.66; 95% CI 0.62-0.69
 
★抗凝固療法では、PPIを服用したほうが上部消化管出血による入院を減らすかもしれない。
→ソフトエンドポイントであることと、患者背景の詳細がわからない、交絡因子がわからないので(読めない)断定はできない。
→初めからセットで併用というのもどうだろう。
→もう少し、リスク因子ありげな患者は併用などのデータないだろうか。
 
急性VTEの連続患者の進行中の登録であるRIETEからのデータを使用して、全患者の致命的出血の危険因子を評価した。
 
24395人の患者のうち、546人(2.24%)が重大な出血を有し、135人(0.55%)が致命的な出血を有していた。
消化管が最も一般的な部位(致命的出血の40%)であり、続いて頭蓋内出血(25%)が続いた。
致命的出血は、VTE診断時に以下の要因と独立して関連していた
年齢> 75歳(OR 2.16)
転移癌(OR 3.80)
寝たきり≧4日(OR 1.99)
過去30日間の内出血(OR 2.64)
異常プロトロンビン時間(OR 2.09)
血小板数<100 x 10(9)/L(OR 2.23)
クレアチニンリアランス<30 mL /min (OR 2.27)
貧血(OR 1.54)
遠位深部静脈血栓症(OR 0.39)
 
★消化管出血に特有のその他の危険因子には以下のものがあります。
 
●消化管腫瘍
●胃静脈瘤または食道静脈瘤
●胃炎
●アルコール過剰
●抗血小板薬、特にアスピリン
●消化管上皮に影響を及ぼす化学療法剤
●消化管出血の既往
 
癌患者の静脈血栓塞栓症に対する予防のためにDOACを試験した試験のいくつかでは、消化管出血のリスク増加は少なくとも消化管腫瘍の存在によるもの。
 
 
こちらの論文は以前ブログでも勉強した。
Apixaban to Prevent Venous Thromboembolism in Patients with Cancer.
CQへの考察
→日本の深部静脈血栓ガイドラインでは、上部消化管出血のリスクに対してのPPI併用についての記述はなかった。
→上記の7つの危険因子が考えられる場合、PPIの併用を考慮してもいいかもしれない。
 
さあ、明日からまた月曜日!ぼちぼちいきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございます。
 
→例えばDAPT、抗凝固療法併用の場合はPPIの選択を間違わないようにしなければいけない。
 
最後までお読みいただきありがとうございます。
明日からまたぼちぼちいきまっしょい