ruruuunのブログ

まったくの自分用メモ。ほかこんなこと考えてるよメモ。メモメモメモ。

CCBによる末梢浮腫

実は、仮想症例から臨床推論!!という題名でキャス勉強会をしてみたのだが、それをまとめきれずに、各論に分けていくことにしたのである!!
 
仮想症例では、両側性の下肢の浮腫をきたした患者について、浮腫の鑑別から行ったのだが、今回は個別の疑問に分けたパート1として、CCBによる末梢浮腫について調べることにする。
 
★CCBで末梢浮腫はどのくらいの割合で発生するか
★CCBによる浮腫は服用後いつ頃起きるのか。
★CCBとACEi,ARB併用で浮腫はどの程度減少するのか。
 
 
カルシウムチャネル遮断薬に関連した末梢浮腫は、血管腔から間質への体液の再分布に関連している。理論的には、カルシウムチャネル遮断薬を介した血管拡張の増大は、毛細血管循環における圧力の増大およびそれに続く透過性をもたらす。
 
 
★CCBで末梢浮腫はどのくらいの割合で発生するか
 
プラセボに比べ、4週間で10%程度発生。
6か月継続で24%に増加
高用量のCCBで低用量より2.8倍高かった。
 
高血圧症患者におけるCCBを伴う末梢浮腫を報告する無作為臨床試験について、1980年から2011年1月までPubMed、EMBASEおよびCENTRALで系統的な検索が行われた。
高血圧症患者におけるCCBを伴う末梢浮腫を報告しているランダム化臨床試験のための1980年から2011年1月まで。CCB群の少なくとも100人の患者を登録し、少なくとも4週間持続する試験を分析に含めた。
対照/プラセボと比較した場合、CCB群で有意に高かった(10.7対3.2%、P <0.0001)
同様に、浮腫による離脱率は、対照/プラセボと比較してCCB患者において高かった(2.1対0.5%、P <0.0001)
浮腫の発生率および浮腫による患者の離脱率は、6ヵ月後にCCBがそれぞれ24%および5%に達する治療期間とともに増加した。
DHP患者の末梢浮腫の発生率は3と比較して12.3%であった
非DHPでは1%(P <0.0001)
高用量CCBの浮腫(通常の最大用量の半分以上と定義される)は、低用量CCBの浮腫より2.8倍高かった(16.1対5.7%、P <0.0001)
 
 
★CCBによる浮腫は服用後いつ頃起きるのか。
 
起こるとすれば服用後から起こる可能性があると推察する。
 
12人の健康なのボランティアにおいて、浮腫形成およびナトリウム排泄に対する20 mgのニフェジピン、150 mgのジアゾキシド、25 mgのカプトプリルおよびプラセボの効果を3時間研究した。
足容積は、ニフェジピンのみ有意に増加した。
 
 
★CCBとACEi,ARB併用で浮腫はどの程度減少するのか。
 
→CCB単独よりRAS系阻害薬併用の方が末梢浮腫は約38%低い発生率となる可能性。
 
17,206人の患者(平均年齢56歳、55%が男性)および平均期間9.2週間の25件のランダム化比較試験を分析した。カルシウムチャネル遮断薬/レニン - アンジオテンシン系遮断薬併用による末梢浮腫の発生率は、カルシウムチャネル遮断薬単独療法によるそれより38%低かった([RR] 0.62; 95%信頼区間[CI]、0.53-0.74)。
個別に、浮腫のリスクは、
CCB vs CCB+ACEi            54%低い(RR 0.46; 95%CI、0.37-0.58; P < 0.00001)
 CCB vs CCB+ARB              21%低い(RR 0.79; 95%CI、0.64-0.97;P =.02)
 
 
take home message
★CCBで末梢浮腫はどのくらいの割合で発生するか
プラセボに比べ、4週間で10%程度発生。
6か月継続で24%に増加
高用量のCCBで低用量より2.8倍高かった。
 
★CCBによる浮腫は服用後いつ頃起きるのか。
起こるとすれば服用後から起こる可能性があると推察する。
 
★CCBとACEi,ARB併用で浮腫はどの程度減少するのか。
→CCB単独よりRAS系阻害薬併用の方が末梢浮腫は約38%低い発生率となる可能性。
 
ところで、平成最後の日ということですが、私の毎日は特に変わらずです。淡々と過ぎていきます。これからも快進撃と行きたいところ。。
斜め上を目指していきましょう!