ruruuunのブログ

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Oral toxicity associated with chemotherapy

CQ:化学療法に伴う口腔粘膜炎の痛みにはどうするのが良いでしょうか。
 
[日常のケア]
日常の口腔ケア - 確立された粘膜炎の患者のための、義歯の除去、非外傷性クレンジングを4時間ごとに実行する必要があります。口腔は食後にすすぎ、拭き取り、歯垢を取り除くために義歯を頻繁に清掃し、ブラッシングする必要があります。
 
[Analgesia:鎮痛]
次の論文を読む
癌患者における口腔粘膜炎管理のための基本的口腔ケアの系統的レビュー
 
次の7つの介入の比較: オーラルケプロトコル、デンタルケア、通常の食塩水、炭酸水素ナトリウム、混合投薬うがい薬ジフェンヒドラミンとリドカイン)、クロルヘキシジン、およびリン酸カルシウム
化学療法または放射線誘発粘膜炎の治療のための混合薬洗口剤の使用を支持する証拠はないと結論付けた。患者はジフェンヒドラミンとリドカインに関連した有害作用を持つかもしれない。
としているが、上記の論文のアウトカムがよくわからず、疼痛に対して、予防に対して、どの程度効果があるものなのか読んでもわからなかった。
 
アズノールキシロカイン混合のうがい液を使う場合が多いように思うが、痛みが強い場合のエビデンスのある方法はなんだろう。
 

✅頭頸部癌のための併用化学放射線療法後の粘膜炎関連疼痛に対する局所モルヒネの効果

→おそらく盲検化はされていないが無作為に割り付けられた試験
 
P:18歳以上の頭頸部癌患者
I:硫酸モルヒネの局所投与(水中0.2%、2 mg / mL、2分間15 mL、吐き出す)
C:粘性リドカイン、ジフェンヒドラミン、水酸化マグネシウムアルミニウムの混合物
O:重度の機能障害の期間、激痛の期間、痛みのスコア
モルヒネうがい薬のほうが重度の機能障害の期間が5.8日有意に短い。
激痛の期間が3.5日短い。
 
日本ではモルヒネのうがいは認められていないが、例えばオプソ内服液をブクブクしてから飲み込むというので激痛は取れるのではないか。
 
どうやら海外ではドキセピンリンスを使用できるらしい。
局所的なドキセピンリンス(0.5%)は、さまざまな癌治療による粘膜障害のある患者に臨床的に有意な疼痛軽減。
という論文もあれば
頭頸部放射線療法を受けている患者のうち、ドキセピンうがい薬またはジフェンヒドラミン - リドカイン - 制酸剤うがい薬対プラセボの使用は、投与後最初の4時間の間に口腔粘膜炎の痛みを有意に減少させた。しかし、効果の大きさは臨床的に重要な最小の違いよりも小さかった。
という論文も。何れにしてもこれは日本では使用できない
 
癌治療に続発する粘膜炎の管理のためのMASCC / ISOO診療ガイドライン
疼痛は全身性の経口または非経口の麻薬を必要とするほどかもしれない。モルヒネは、患者による鎮痛のための最初の選択のオピオイドとして推奨されている。患者が飲み込むことができるならば、経口経路が好ましい。飲み込めない患者に適しているもう一つの選択肢は、経皮フェンタニルである。
 
 
口腔ケアや、疼痛治療についてのエビデンス
静岡がんセンターの口腔粘膜炎ケアの冊子
EOCC口腔ケアガイダンス
消化器癌治療の広場
 
[まとめ]
痛みが強く、抗がん剤治療を継続できないことのないように、日常のケアのやり方を早期に伝えることが大切。
口腔粘膜炎が発症した場合、主科の他に歯科口腔外科を受診されている場合が多い。歯科口腔外科から麻薬が処方されることはほとんど見たことがない。(私は。ということです。)
主科から疼痛緩和のために麻薬が処方されることはあるが、こういった複数科を受診されている場合、口腔の痛みがうまくコントロールされないケースもあるように思う。
今、学んだことを生かしたい。そういえばエピシル口腔用液はどれくらいの効果あるのかな。
 
いずれ調べよう。
最後までお読みいただきありがとうございます。