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フルニエ壊疽のリスク因子、初期症状は?

先日、SGLT2阻害薬にフルニエ壊疽の副作用が追記になりました。
そこでフルニエ壊疽のリスク因子を把握し、患者さんに伝えることができる初期症状を勉強してみたいと思います。
 
ポイント
フルニエ壊疽は壊死性筋膜炎の特異的な形態で致死率が高い。
✅男女比では男に多い。
糖尿病、肥満、および悪性新生物を伴う免疫無防備状態の患者において一般的に発症する。
✅患部の潰瘍。数時間以内に、性器充血が増加し、組織壊死が起こる排尿は痛みを伴い困難になる。
 
 
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Fournier's Gangrene:文献レビューと臨床例

【フルニエ壊疽とは】
フルニエ壊疽は壊死性筋膜炎の特異的な形態であり、外性器および肛門周囲領域に限局しており、動脈の血栓症を伴い、重度の中毒および多発性の症状を伴う皮膚および皮下組織の壊疽を引き起こす。
この病気の希少性にもかかわらず、。敗血症性ショックの発症とそれに伴う合併症のために、治療の遅れは高い致死率を伴い、90%に達する。
 
【疫学】
年間100,000人の男性につき1.6症例で発生する極めてまれな疾患であり、外科病院への総入院の0.02〜0.09%に達する。患者の平均年齢は50.9歳で、男性と女性の比率は10:1。季節性はない。
 
【原因】
この疾患は通常、泌尿生殖路、直腸肛門部、または生殖器の皮膚の感染過程が原因で発生する。フルニエ壊疽は、糖尿病、肥満、および悪性新生物を伴う免疫無防備状態の患者において一般的に発症する。
 
もっとも合併しているのは糖尿病である。
 
【兆候】
肛門部、包皮、陰茎の皮膚、または陰嚢の潰瘍。数時間以内に、性器充血が増加し、組織壊死が起こります。排尿は痛みを伴い困難になる。5〜8日症状は続く。
症状は、敗血症の発症を伴う皮膚、皮下組織、筋肉の一般的な壊死、多臓器不全を特徴とし、死に至る。
 
 
●まとめ●
フルニエ壊疽は稀ではあるが、致死性が高く、糖尿病罹患者に多い。
糖尿病罹患者のうちSGLT2阻害薬の服用中に、フルニエ壊疽の報告がなされたとFDAから警告が発せられた。
因果関係または罹患率、報告の質の変動、過少報告の可能性、および適応症による交絡を確立できない。としながらも初期の段階でそれを疑う、または患者から兆候を聞き取ることが大切であるとしている。
ただし、時間的に急速に進むことが考えられることもよく頭に入れておかねばならない。